【御嶽山噴火で片腕を失った女性の現在・名前・画像】職場復帰して火山には登らない生活を送っている!
御嶽山(おんたけさん)噴火は2014年に起き、多数の死者と行方不明者、負傷者を出したことで有名です。
命からがら助かった方の中には山頂付近で突然噴火に巻きこまれ、容赦なく降り注ぐ噴石の直撃によって片腕(左腕)を失い、翌日に救助された女性がいます。
今回は、御嶽山噴火に巻き込まれ片腕を失った女性の現在の生活や名前、画像などを調べてみました。
【御嶽山噴火で片腕を失った女性の現在・名前・画像】職場復帰して火山には登らない生活を送っている!
御嶽山噴火
2014年9月27日11時52分に発生。
長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山の火山噴火である。
噴火警戒レベル1の段階で噴火したため、火口付近に居合わせた登山者ら58名が死亡、行方不明5人、日本における戦後最悪の火山災害である。
火山: 御嶽山
影響: 死亡者: 58人 、行方不明者: 5人; 計63人(2015年11月6日現在)
噴火様式: 水蒸気噴火
噴煙高度:火口から最大7,000メートルと推定[10] 推定噴出量:27日は50万トン程度
場所: 御嶽山、 本州
御岳山噴火の前兆はあった?片腕の女性はなぜ登山したのか?
御嶽山噴火によって片腕を失った女性はなぜ御岳山の登山をしたのか…
御嶽山は噴火警戒レベル1の段階で噴火したため、多数の死者、行方不明者、負傷者を出す結果となりましたが、前兆はあったのでしょうか?
御嶽山噴火の約2週間前から火山性地震が増加しており、発生していた地震のタイプは2007年と異なり火山性微動は観測されていなかったそうです。
しかし、噴火の約11分前と噴火直後の約30分間に北東に11キロ離れた高感度地震観測網の開田高感度地震観測施設(N.KADH)では火山性微動が観測されていたほか、7分前には傾斜計で山体が盛り上がる変位も観測されていたそうです。
常設の地震計を設置している名古屋大学の観測チームによれば、噴火の前兆として阿蘇山などで観測される特徴的な長周期震動は観測されなかったのもあり、前兆に気づく一般登山者の方はまずいなかったとみていいでしょう。
しかし、登山ガイドからは「硫化水素が普段より強かった」、山小屋従業員からは「噴気の勢いが強かった」などの証言が報道されている為、普段と違った違和感を感じる方は少なからずいたようです。
しかし、別の調査では以前から風向きにより火山ガス臭を感じることがあり、噴火前の状況からは異常を感じなかったとする証言もあります。
このことから、片腕を失った女性も御嶽山噴火の前兆には気づかず登山を楽しみ、山頂付近にいたと思われます。
御嶽山噴火で片腕を失った女性の当時の証言は?
御嶽山噴火に巻き込まれ片腕を失った女性は、噴火から1年後の2015年9月に
「備えの大切さを伝えたい」
という理由で噴火当時のことを取材に答えています。
片腕を失った女性が登山を始めたのは5年ほど前のことで、関東近郊の百名山を中心に楽しんだり、長期の休みには、北アルプスへ遠出したりしたそうです。
山岳会には所属せず、当日も友人と2人で御嶽山を訪れていたそうです。
ですので、本格的に登山をする…という感じではなく、趣味で登山をするとい感じだったのでしょう。
噴火直前は、「ぺースが上がらないし、迷うところではないので友人には先行してもらっていた」という理由で友人と離れた場所で八丁ダルミを1人で歩いていており、山頂までもうすぐのところを歩いていたそうです。
御嶽山の異変は何かがはじけるような「ポン」という感じの音で気づいたそうです。
音がした方向を見ると、黒煙がモクモクと上がっていたそうで、
「まさか、この山とは思わず、どこか他の山かなという感じで…」
噴火直後は周囲の登山客と同様に噴煙を写真に収めていたそうです。
しかし、10秒ほど後。
気付くと周囲は真っ暗になり、
「逃げる時間はなかった」
「その場で立ち尽くすというか、動けなかった」
と語るほど、逃げる間もなく噴煙がせまりあたりが真っ暗になったと思うと、サウナのような熱さに襲われたそうです。
その直後無数の噴石が容赦なく登山者に降り注ぎ、
女性は腰の軟骨を骨折、次に大きい噴石が女性の左腕にぶつかり今まで生きてきた中で経験したことのない痛みや衝撃が襲ったそうです。
左腕は皮一枚でつながっている程度で、近くにいた男性達に助けを求め布できつく縛り止血をしてもらったそうです。
周りにいた登山客も時間がたつにつれ動けなくなり亡くなっていったそうです。
無事だった登山客に下山しようと言われたが、貧血がひどく、腰にも違和感があった為に歩ける状態ではないと判断し、その場に残る決断をしたそうです。
100メートルほど離れた場所に、身を隠せそうな石造りの台座を見つけ、左腕を抱き、何度も気を失いながら、足とお尻を使い、尺取り虫のように進み、途中にうずくまる登山客の男性に
「一緒に行きませんか」
と声を掛け、男性は時間をかけて台座近くまで来たそうです。
この時には日も暮れ始めていたそうで、周りにいた男性に
ザックの中からダウンジャケットと簡易テントを出してもらい、体に巻きつけて防寒対策を行ったそうです。
季節は9月でまだ残暑が残る時期ですが、山の上は気温の差が激しく翌日の7最低気温は6・6度でした。
彼女の携帯電話には一緒に登っていた友人から何度も着信があった形跡があり、友人は無事をしりホッとしたそうです。
折り返し電話を掛け今の彼女の状況を伝えたそうです。
「私がここで死んだら友人はきっと自責の念にかられる。だから生き抜こう」
そう思ってなんとしてでも生きようと頑張ったそうです。
片腕を失った女性が救助されたのは噴火から丸1日が経過した28日午後0時半でした。
台座の周囲にいた2人の男性は息を引き取っていたそうです。
山にごみは残してはいけないと、防寒対策で体に巻いていた簡易テントはザックの中に片づけたそうです。
「御嶽山は初心者でも気軽に登ることができるだけに、十分な準備をしている方は少なかった。生き残れたのは運もあるが最低限の準備をしていったからだ」
と片腕を失った女性は登山する時の準備の大切さを訴えています。
御嶽山噴火で片腕を失った女性の現在は?
御岳山の噴火で片腕を失った女性はしばらくの入院後、現在は無事社会復帰をし東京で生活をされています。
御嶽山の噴火のことをインタビューに答えていますが、このインタビューでも名前や年齢、顔の画像などは伏せられたままです。
しかし、登山の怖さや準備の大切さなどを伝えたいと、経験を役立てるためにインタビューに答えたようです。
左腕を失うという悲劇に見舞われながらも、登山での準備の大切さを伝えてくれるのは今後の教訓にもなりありがたいことです。
まとめ
御嶽山(おんたけざん)噴火は2014年に起き、多数の死者と行方不明者、負傷者を出したことで有名です。
命からがら助かった方の中には山頂付近で突然噴火に巻きこまれ、容赦なく降り注ぐ噴石の直撃によって片腕(左腕)を失い、翌日に救助された女性がいます。
今回は、御嶽山噴火に巻き込まれ片腕を失った女性の現在の生活や名前、画像などを調べてみました。